ボロボロ
在来浴室の出入り口横の柱の状況です。見事に白アリさんに食べられています。ミルフィーユ状というか、ブルボン『ルマンド』状です。ちなみに『ルマンド』とはこれです。
固めの夏の木目は避けて冬の木目の所だけを器用に食べています。
古い家の在来浴室は大概こんな状態になっている事が多いです。ただ使い方で結構違っていて浴室内である程度水気を落として出る方の家の方がベチャベチャの状態で脱衣室に出て来る家の人に比べて被害が少ない様に思います(勝手な調査による)。
白アリさんは湿気が大好きなのでまずは水気を断つのが重要です。そして在来浴室の作り方は以前は稚拙でしたのである程度は諦めも必要かと思います。そもそも内風呂になったのが戦後以降ですからしょうがないのかもしれません。そんなこんなでユニットバス全盛です。
在来浴室にはユニットバスに無い良さもありますが、確実な施工と定期的なチェックとメンテナンスが必要です。