モジュール
ここで『メーターモジュール』というのは、読んで字の如く、柱間等の基準が1mと言うモジュールです。
では京間(本間)というのは畳サイズが6.3尺×3.15尺(1910mm×955mm)の「畳割り」で寸法を決めることです。柱芯で考えると畳のサイズに柱のサイズを加えますから、柱が120mmだとすれば、柱芯は985mmモジュール、(柱寸法が105mmなら柱芯は980mmモジュール)ということになります。つまり、柱サイズ(壁厚)によって、柱芯(柱間隔)の寸法は変わります。
次に関東間(江戸間)というのは「柱芯」を尺モジュール(910mm)の「柱割り」で寸法を決めることです。一番一般的で当社も採用しています。
畳のサイズは柱のサイズを引きますから、柱寸法が120mmだとすれば、畳サイズは1760mm×880mmとなります。(柱寸法が105mmなら畳サイズは1767.5mm×883.75mm)。つまり、柱サイズ(壁厚)によって、畳のサイズは変わります。

ここでは真壁を基準にしています。大壁の場合はまた若干変わってきます。
建材の殆どが尺モジュールで作られていて、その次にメーターモジュール用も数少ないながらも流通しているので、どうしても本間等は建材にロスが出易いので、最近ではあまり見られなくなって来ましたが、少し古い家等では、まだまだ多く残っているのです。